【UMB2018 ベストバウト】だーひー vs mu-ton(ムートン)
UMB2018でもっとも好きなバトルである「だーひー vs mu-ton(ムートン)」の試合をもっと多くの人に知ってもらいたいと思うので、記事にして紹介します。
UMB2018 だーひー vs mu-ton(ムートン)
1試合目
無名のだーひーを相手に、終始呆れた態度でディスをかますムートン。
それに対して、バッチリ決まったライミングをかまして、会場を沸かせるだーひー。
ムートンはいつも通りの聞き取れないフロウで独自のグルーヴを作り出し、会場を沸かせます。
しかし、だーひーは、「なんて言ってるかわからない」としっかりと指摘。
確かに何を言ってるかわからないので、当然湧く観客。
宮崎代表のだーひーに対して、同じく宮崎repのMOL53(rawaxxx)はお前のこと知らないだろとディスをかます。
それに対して、MOL53、GADOROの名前は出すなよとバイブスをかますだーひー。
観客ジャッジが半々になり延長戦に突入。
延長戦
圧倒的なプロップスの差を跳ね返して、延長戦に持ち込むだーひー。
DJはDJ PMXに変わり、ビートはDJ PMX自身が制作した般若の「心の理由」がかけられます。
開幕、「ドラマってのは簡単には生まれない。今日ムートンには絶対に踏まれない」とバッチリ決まったライミングをかますだーひー。
それに対して、だーひーの身なりを批判するムートン。「外を飾らないやつはダサい。こんな見た目のやつのラップを聴きたくねぇだろ」と強烈なディスをかます。さらに、「こんなやつがいるからUMBはもう出たくない」と吐き捨てる。
「UMB出たくないなら、でなゃいい」と正論で返すだーひー。
さらに、UMBのリベンジ予選からムートンが出場していたことを指摘。
「でも俺が出ないとUMBは面白くならねぇ」とバイブス満タンのアンサーを返すムートン。さらに持ち前の聞き取れないフロウを展開すして会場を沸かせます。
再び、「なんて言ってるかわからない、言葉の本質を届けろ」と言い返すだーひー。
さらに「俺は日本語という文学に惚れた」と熱い言葉を吐き出します。
「お前は文学に惚れたんだろ? 俺はヒップホップっていう音楽に惚れたんだ」と最高レベルのパンチラインとライミングを兼ね備えたアンサーで返すムートン。
バッチリ決まった言葉に会場も大盛り上がり。
このパンチラインが決め手となり、そのままムートンが勝利。
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